台湾留学 ぼちぼち日記

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PMP(プレメジャープログラム)に入っての感想

 

 

はじめに

私は台中にある逢甲大学のPMP(プレメジャープログラム or 1+3プログラム)を使い入学しました。2年生になる時に国際貿易学科を専攻し、現在3年生です。

 

PMPについての説明はこちらから↓

 

stamp0327.hatenablog.com

 

今回は、実際にPMPで学んでどうだったのか?感想をお伝えしていきたいと思います。

 

この記事は

 

・台湾に正規留学したい人

PMP(プレメジャープログラム)に興味がある人

・語学力が足りないけど、台湾に正規留学したい人

 

に向けて書いています。

 

良かったこと

まず、PMPに入って良かった、メリットだと思ったことを挙げます。

①興味のある学部をゆっくり選べる

2年生になる直前に学部を選ぶので、1年生の間にじっくり考える時間があります

私の場合は興味のある学部が複数あったため、それぞれの学部の授業を一つずつ受けてみて、授業や雰囲気を比較することができました。

PMPに入ると、入学して「思っていた授業内容と違う!」という失敗を避けることができます。

 

②台湾文化を学ぶ授業がある

PMPの特徴の一つに、台湾の文化を学べる授業が多めに用意されているという点があります。台湾人のマナーや風習などを勉強することができます。

授業以外にも、太陽餅の手作り体験、日月潭へのクラス旅行、春節の春聯を作るワークショップ等のイベントもあり、留学生が異文化体験をできる機会が沢山あります。

 

③サポートが充実している

留学、初めての海外・・・。

口座開設の手続きやスマホの契約方法がわからない。

体調崩して病院に行きたいけどどうすれば?

ホームシックになったらどうしよう。

などなど、不安なことが沢山あるかもしれません。

 

しかし、PMPのスタッフや先輩方はとにかく親切です!

PMPの先生は毎年新入生に対して、「これからは、PMPがあなたたちの台湾の家だよ」と言っています。それくらい温かく迎えてくれます。

異国に来ると不安やストレスなど色々あるかもしれませんが、いつでも相談できる人がいて、助けを求める場所がある、というのは留学生にとって大きいことなのではないでしょうか。

 

注意点

恐らくほとんどの留学エージェントやサポートセンターさんは上記に挙げたことしかお話されないかもしれません。

ですが、ここからはPMPに入りたいと思っている人に事前に知っておいてほしいことを挙げていきます。

 

①ただPMPにいるだけでは中国語は伸びない

中国語を学ぶのではなく、中国語で学びに来ているのです。

PMPでは語学力を伸ばせるようなカリキュラムが提供されているわけですが、文法や発音の授業があるわけではありません。ある程度の基礎はできているものとして中国語で授業が進みます。

PMPに入って授業を受けていれば1年後には勝手に中国語が伸びているだろうとは思わない方が良いです。日頃から自分で進んで勉強したり、単語を覚えたりしていかないと語学力は伸びません。

 

②台湾人の友達ができにくい

PMPは留学生だけのクラスなので、台湾人の学生と接する機会がほとんどありません

寮のルームメイトが台湾人だと友達になれるかもしれませんが、ルームメイト全員が留学生というパターンも多いです。

また、PMPに申請する日本人は年々増えてきているので、ルームメイトが日本人という場合も少なくありません

 

そのため、サークルや学内イベントに参加するなどして積極的に台湾人の学生と関わっていった方が良いです。

私はサークルに入ったことで、台湾人の学生と仲良くできました。

 

③語学力の差が大きい

PMPに入るために最低限必要な語学力は規定されていますが、上限はありません。

そのため、中国語をかなり話せる留学生でも「興味のある分野が決まっていないから」「最初から台湾人と一緒に授業を受ける自信がない」といった理由でPMPに申請する人も多いです。

結果、TOCFL Level2~TOCFL level4くらいまで入学時の生徒の語学力にかなりの差があることも。

こうなると一緒に授業を受けたときどうなるのか。

クラスで発言したりプレゼンしたり、元々中国語をできる人の方がスムーズにこなせます。グループワークも中国語が上手な人がパパっと進めちゃうことも多く、周りの人のスピードについていけない!自分が話すタイミングがない!なんてことも。

発言の機会が少ないと中国語力を伸ばすのも難しくなります。

日本人は特にシャイな人が多いので、自ら進んで意見を言うというのは特に難しく感じるかもしれません。

 

でも、良い方向に考えると、中国語が上手な留学生が周りにいることで「自分も頑張ろう」と思えますよね。仲良くなると毎日のようにお喋りしますし。

 

④日本語が聞こえる

②で書いたことと若干被るかもしれません。

PMPに申請する日本人は増えてきています。

私が入学した時はクラスに17人くらい日本人がいました。今年はもっと多いそうです。

いや、こうなると日本語のオンパレードです。仕方ないですが。

せっかく台湾に来たのに・・・と思う時もありましたが、悩み相談や授業の復習など母語でコミュニケーションが取れるのは安心でした。

良いと思うか悪いと思うかは、人それぞれだと思います。

 

④転部するので友達を作るまで時間がかかる

PMPでは転部という形で2年生から自分の選択した学部での授業が始まります。

台湾人のいるクラスにポンっと放り込まれる感じです。

もちろん周りにいる子たちは1年生の頃から皆一緒に授業を受けてきたので、(特に女子は)既にグループができているわけです。輪の中に入れてもらうのに少し時間がかかるかもしれません。

プレゼンのグループを組む時に積極的に話しかけたり、席の近い子に質問したりするなどして、少しずつ親しくなっていきます。

 

おわりに

以上、PMPに入った私の感想でした!

 

ただ、逢甲大学のPMPの場合なので、他の大学は同じではないかもしれません。カリキュラムの内容も大学によって異なると思います。

PMPでの入学を考えている人に、少しでも参考になれば幸いです。

 

質問等ございましたらコメント欄にお書きください。

 

最後までご覧くださりありがとうございました。