はじめに
皆さんこんにちは。記事をご覧くださりありがとうございます。
今回は、先日台湾最南端の屏東縣・貓鼻頭にて執り行われた2023年バシー海峡戦没者慰霊祭に参列した感想をお話したいと思います。
慰霊祭中
コロナウイルスが収束したこともあり、今年は佐賀県のお寺の住職様が來台され導師を務められました。
ご遺族代表の方の弔辞を拝聴していると、気が付いたら目が潤んでいました。撮影係なのに一、二枚しか写真が撮れませんでした。
不思議なことに、もちろん慰霊祭なので厳粛な雰囲気ではあったのですが、暗く悲しいというより、むしろ温かい空気を感じました。参列者の平和への祈りや先人への感謝の気持ちが潮音寺全体に満ちていたように思います。
不謹慎と思われるかもしれませんが、これが率直な感想です。
献花
潮音寺での慰霊祭の後、近くの海岸にて献花を行いました。
どうか安らかに眠ってほしい。美しい海を眺めながら、そう思いました。
ふと、こうも思いました。
自分は、この海に眠る英霊に恥じない生き方をしているだろうか。
彼らはもっともっと生きたかったはず。やりたいことも沢山あったはず。
自分は今、戦争もない穏やかな毎日を生きている。
一日一日を大切に生きているだろうか。
つまらないことで悩んだり、愚痴をこぼしたりしていないだろうか。
目の前の人に愛情を持って接しているだろうか。
もっと一生懸命に生きようと、改めて思いました。
鵝鑾鼻にて
昼食後、台湾最南端の地である鵝鑾鼻(ガランビ)まで行きました。
去年より風はあったように思いますが、深い青の変わらぬ綺麗さと穏やかさがありました。
おわりに
バシー海峡については歴史の教科書では習わないし、まだまだ知らない人が多いのではないでしょうか。私も台湾に来て初めてバシー海峡の悲劇について知りました。
バシー海峡で多くの人々が亡くなったこと。そして潮音寺が建立され、それが台湾の方々の手によって維持されつづけていること。
この事実を後世へ伝えていきたいと思いました。
今回はブログを始めたのが遅かったこともあり、上手くお知らせができずにすみません。
現在台湾に留学している、もしくはこれから台湾に来られる学生でもし参列したい人がいらっしゃいましたら、また来年の11月にお会いしましょう。慰霊祭の情報はバシー海峡戦没者慰霊祭の公式HPもしくはFBで確認できます。
来年は沢山の同年代の人と一緒に参加できれば嬉しいです。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。